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大谷、サイクル目前の4安打 奮闘光るもチーム貯金ゼロ

 アストロズ戦の3回、右中間に適時三塁打を放つエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
 アストロズ戦の3回、右中間に適時三塁打を放つエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
 3日のアストロズ戦で、メジャー2度目のサイクル安打が懸かった九回の打席。偉業まで本塁打を残していた大谷は真ん中高めの95マイル(約153キロ)を強振したが、打球は上がらずゴロで右翼手の前に抜けた。今季2度目の4安打で、敗れたチームで奮闘が光った。

 5月10日の前回対戦で2三振と完敗したアストロズ先発のハビエルを攻略した。一回はフルカウントからの直球を中前打。三回は再び直球を捉え、右中間を破る適時三塁打を放った。七回1死一、二塁では2番手右腕から左越えに適時二塁打をマーク。サイクル安打に王手をかけたのは、今季3度目だった。

 しかし、チームは同地区の強豪アストロズに3連敗で貯金がゼロになった。昨季王者との差が際立ち、ネビン監督は「いらだたしい敗戦だ」と怒りをにじませた。

(2023年06月04日 14時30分 更新)

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