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大輪2千発 鞆の浦の町並み彩る 福山 4年ぶりに弁天島花火大会

鞆の浦の夜空を彩った花火
鞆の浦の夜空を彩った花火
 瀬戸内に初夏の訪れを告げる「福山鞆の浦弁天島花火大会」が3日、福山市の景勝地・鞆の浦で開かれた。新型コロナウイルス禍に伴う中止を経て4年ぶり。2千発の大輪が江戸期の風情を残す町並み一帯を彩った。

 午後7時半、沖合の弁天島から打ち上げがスタート。赤やオレンジ、青色の光が夜空を染めると、浴衣姿のカップルや家族連れらから「すごい」「きれい」と歓声が上がった。

 打ち上げ前には、着物や法被に身を包んだ地元住民や児童が郷土芸能「アイヤ節」を披露。にぎやかな三味線の音色とうちわを振る軽快な踊りで会場を盛り上げた。

 同僚と訪れた会社員男性(34)=同市=は「空全体が輝くような迫力に感動した。久しぶりに夏の訪れを感じられました」と話した。

 花火大会は市や福山観光コンベンション協会などでつくる実行委が主催。例年5月下旬に開かれるが、G7広島サミットに伴い日程を変更した。

(2023年06月03日 21時30分 更新)

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