43人が亡くなった長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から32年となった3日、麓の同県島原市では発生時刻の午後4時8分、防災無線のサイレンが鳴り響いた。遺族らは黙とうし、一帯に甚大な被害をもたらした火山災害の記憶継承を誓った。
消防団の詰め所だった農業研修所跡地では、三十三回忌の法要が開かれ、遺族ら約100人が黙とうした。団員だった父を亡くした大町真樹さん(35)は「何年たっても悲しみは癒えない。自分の子どもにも当時のことを伝えていきたい」と話し、跡地に置かれた鎮魂の鐘を鳴らした。
火山活動を正面から撮影できるため、報道陣が取材拠点とした「定点」では報道関係者の遺族らが集まった。
消防団の詰め所だった農業研修所跡地では、三十三回忌の法要が開かれ、遺族ら約100人が黙とうした。団員だった父を亡くした大町真樹さん(35)は「何年たっても悲しみは癒えない。自分の子どもにも当時のことを伝えていきたい」と話し、跡地に置かれた鎮魂の鐘を鳴らした。
火山活動を正面から撮影できるため、報道陣が取材拠点とした「定点」では報道関係者の遺族らが集まった。
(2023年06月03日 17時40分 更新)