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ひるぜん大根 甘くみずみずしく 出荷スタート 岡山や鳥取の市場へ

等級ごとに箱詰めされる「ひるぜん大根」
等級ごとに箱詰めされる「ひるぜん大根」
 岡山県内最大の大根産地・真庭市蒜山地域の特産「ひるぜん大根」の出荷が1日、本格的にスタートした。冷涼な高原の気候と火山灰を含んだ軟らかな土壌で育った大根は、甘くみずみずしく、きめも細やか。11月中旬まで岡山や鳥取県の市場に出荷される。

 同市蒜山上長田の選果場には、夜明け前に収穫した採れたての大根約5トンが運び込まれた。作業員が形や大きさをチェックし、6等級に分けて素早く箱詰めをしていた。

 JA晴れの国岡山蒜山大根部会協議会の8戸が14ヘクタールで栽培。今年は5月に適度に雨が降り、実太りは良好という。例年並みの700トンの出荷を目指す。

 井藤文仁会長(64)は「辛みも少なく、サラダやみそ汁の具にしてもおいしい。蒜山の味覚をぜひ味わって」と話していた。

(2023年06月01日 12時27分 更新)

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