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アップル経済圏1兆ドル突破 旅行や送迎回復

 米アップルの開発者会議で映し出されたアプリのアイコン=2019年6月、サンノゼ(共同)
 米アップルの開発者会議で映し出されたアプリのアイコン=2019年6月、サンノゼ(共同)
 米アップルは日本時間の1日付で、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などのアプリが関わる「経済圏」が昨年、世界で計約1兆1千億ドル(約150兆円)の売り上げに貢献したと発表した。前年と比べ29%増え、1兆ドルの大台を突破した。社外エコノミストが推計した。

 新型コロナウイルス禍の影響が和らぎ、旅行や乗車送迎の需要が回復した。ソーシャルメディアの広告も伸びた。

 内訳は、商品とサービスが9100億ドル。アプリ内広告は1090億ドル、デジタルの商品とサービスは1040億ドルだった。地域別では中国、香港、台湾を合わせた中華圏が最も多く5700億ドル。日本は460億ドルだった。

 アップルはアプリを通したデジタルの商品とサービスの売り上げから手数料を受け取っている。アップルは「(全体の)売り上げの90%以上はアップルに手数料が支払われていない」と説明し、アプリ開発者らへの貢献を強調した。

(2023年06月01日 05時56分 更新)

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