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VRで当時の風景再現、JR東 鉄道遺構「高輪築堤」公開計画

 再現される鉄道遺構「高輪築堤」のイメージ(JR東日本提供)
 再現される鉄道遺構「高輪築堤」のイメージ(JR東日本提供)
 JR東日本は31日、2020年に開業した高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)付近の再開発エリアで出土した鉄道遺構「高輪築堤」について、欠損していたレールや橋梁を再現したり、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)を用いて列車が走る当時の風景を体感できるエリアを設けたりする計画を発表した。

 同社によると、公開時期は27年度を予定している。築堤部分を含め、1872年に日本で最初に開業した新橋―横浜間に関する資料の収集や整理も進める方針。

 文化財保護法に基づく保存活用計画が26日に文化庁長官認定を受けたことも明らかにし、喜勢陽一副社長は「先人の遺業として体感できる施設にしたい」と話した。

(2023年05月31日 20時45分 更新)

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