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令和の郷土料理「晴寿司」食べて 岡山県内12店で6月1日発売

6月1日発売の晴寿司。すし遊館新倉敷店(左と手前)、おかやまコープやAコープの店舗(右上)に並ぶ
6月1日発売の晴寿司。すし遊館新倉敷店(左と手前)、おかやまコープやAコープの店舗(右上)に並ぶ
 岡山県産食材で作る新たな五目ずし「晴寿司(はれずし)」のブランド化を進める官民組織・晴寿司ブランド推進会議(会長・川崎敦史JA全農おかやま副本部長)は31日、県内のすし店や小売店計12店で晴寿司を6月1日に発売すると発表した。

 晴寿司は、シャリに県産米、具材に複数の旬の県産品をふんだんに使った五目ずしで、消費が減っている郷土料理ばらずしの令和版をうたう。JAグループ岡山を中心とする21団体が県産食材の需要拡大や観光振興に向け3月に会議を発足させ、普及に乗り出した。

 12店舗は、回転ずしの「すし遊館新倉敷店」(倉敷市玉島八島)と、生活協同組合おかやまコープの岡山、倉敷、総社、赤磐市内の9店舗、味彩館Aコープのたかまつ(岡山市北区高松)、西大寺(同市東区西大寺中野)の2店舗。いずれも持ち帰り用を扱う。

 すし遊館新倉敷店は、県産の朝日米にママカリの酢漬けや錦糸卵、キヌサヤなどを載せる。価格は1620円。当面1日20個を用意し、売れ行きを見て調整する。おかやまコープとAコープは6月1、18日の2日間限定で、総菜製造の魚宗フーズ(同市中区桑野)が作るすしを売る。刻んだ黄ニラをシャリに交ぜ、チヌのそぼろや勝英地域特産の黒大豆・作州黒の煮豆などを詰めて950円。数量は1日が各店2個、18日は未定。

 川崎会長は「将来は購入できる店の拡大や飲食店の定番メニュー化により、多くの人に食べてもらえるようにしたい」と述べた。

(2023年05月31日 20時29分 更新)

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