投資会社・イシカワホールディングス（ＨＤ、岡山市北区弓之町）の子会社で、フィットネス施設運営のウエストライングループ（同所）は６月１日、チェーン展開する中高年女性向けの「ウエストラインフィットネス」の新店を同中山下にオープンする。ビジネス街に近い立地を生かして同社で初めて法人会員を募り、男性も利用可能な時間帯を設ける。企業が従業員の健康増進に取り組む「健康経営」の支援をうたう。

　新店は「岡山表町店」でテナントビルの１階約１７０平方メートルを賃借し、自転車マシンと筋力トレーニングマシン各９台を設けた。インストラクターの指導を受けながら体を動かす１コマ４０分のレッスン制で、午後５時からは男女問わず利用できる。営業時間は当面午前９時～午後８時で、閉店時間は今後繰り下げる予定。日曜定休。

　料金は一般が入会金２万２千円と月額１万７８０円。法人は２種類あり、「ゴールド」（会員カード３枚）が入会金３万３千円と月額２万２千円、「プレミアム」（同５枚）が入会金５万５千円と月額３万３千円。法人のカードは従業員なら誰でも使える。

　健康経営は従業員の生産性向上につながるとされ、国や経済団体が推進に力を入れている。ウエストライングループの石川康晴会長（イシカワＨＤ社長）は「従業員が仕事帰りに利用しやすく、企業は自前で施設を持つよりコストを抑えられる。店舗周辺の法人に売り込み、２０社の登録を目指す」と話している。

　施設は関東に２店、岡山市内に１店を展開しており、岡山表町店は４店目となる。