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スマホ単体割引禁止へ セット割上限4万4千円

 総務省
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 スマートフォンが「1円」など極端な安値で販売されている不当廉売問題を巡り、総務省は30日の有識者会議で、端末単体の割引を禁止することを柱とする新たな規制案を公表した。端末購入と回線契約のセット割引は上限を4万4千円と現在の倍に引き上げる。

 顧客獲得のため激化する安売り合戦に歯止めをかける。格安で仕入れた端末を転売してもうける悪質な行為を防ぐ狙いもある。有識者会議は夏ごろをめどに規制の内容を決める。

 現在の規制はセット割引のみで上限は2万2千円だ。7万2千円の機種に適用した場合、セット割引で5万円に下がり、さらに規制の不備を突く形で4万9999円値引きして1円で販売されている。

 新規制が導入されれば、上限が4万4千円のセット割引のみが適用される。外国為替市場の円安の影響もあって「iPhone(アイフォーン)」など人気機種は価格が上昇しており、総務省は極端な安値販売の維持は困難になるとみている。

(2023年05月30日 16時34分 更新)

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