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性犯罪規定見直し案が衆院通過 「不同意性交罪」要件を明確化

 性犯罪規定を見直す刑法などの改正案を可決した衆院本会議=30日午後
 性犯罪規定を見直す刑法などの改正案を可決した衆院本会議=30日午後
 性犯罪規定を見直す刑法などの改正案が30日、衆院本会議で、全会一致で可決された。参院に送付される。強制・準強制性交罪を統合して「不同意性交罪」に名称変更し、処罰要件を被害実態に即した形で明確化。「性交同意年齢」を13歳から16歳に引き上げ、子どもの性被害を防ぐ。

 性的部位や下着などを撮影する「性的姿態撮影罪」や、わいせつ目的で16歳未満に金銭提供を約束するなどして手なずける「面会要求罪」を新設。公訴時効を延長し、強制性交罪は15年(現行10年)などとする。

 衆院法務委員会では与野党の修正合意に基づき、付則に、施行5年後にさらなる規定見直しを検討すると盛り込んだ。

(2023年05月30日 13時35分 更新)

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