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豪雨減災へ治山対策重点化 林業白書、広範囲の被害も

 政府は30日、2022年度版の森林・林業白書を閣議決定した。気候変動による豪雨が相次ぐ中、森林を回復、整備する治山対策により、土砂流出などに伴う災害の発生箇所の大幅な減少につながった例があると指摘した。局地的な豪雨をもたらす「線状降水帯」が広範囲に発生する恐れもあると言及。今後もダム整備を含めた治山対策を重点的に実施する意義を強調する内容となった。

 森林を適切に保つことが山崩れや洪水の防止・軽減につながるため、山の斜面を安定化したり、荒廃した渓流を整備したりする治山が災害対応に重要だと言及した。

(2023年05月30日 09時56分 更新)

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