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首都キーウ攻撃激化、今月17回 ウクライナ国防省幹部が報復示唆

 ロシア軍の攻撃から身を守るため、地下鉄駅で待機する人々=29日、ウクライナ・キーウ(ゲッティ=共同)
 ロシア軍の攻撃から身を守るため、地下鉄駅で待機する人々=29日、ウクライナ・キーウ(ゲッティ=共同)
 【キーウ共同】ロシア軍は29~30日にかけて、3度にわたりウクライナの首都キーウ(キエフ)をミサイルなどで攻撃した。ロイター通信によると、ウクライナ当局者は30日、少なくとも1人が死亡したと述べた。キーウへの攻撃は今月、17回を数えた。国防省のブダノフ情報総局長は「われわれを脅そうとする者はすぐに後悔する」と表明し、報復を示唆した。

 キーウ市は、ウクライナ軍が29日未明に上空で40以上の対象を迎撃したと発表。29日は昼間にも攻撃があり、軍のザルジニー総司令官はこの攻撃について、市や郊外で弾道ミサイル「イスカンデル」などによる11発のミサイル攻撃があり、全て撃ち落としたと明らかにした。

 市によると、迎撃したミサイルの破片がキーウ中心部の住宅地に落下。1人が負傷したという。

 29日の昼間の攻撃は午前11時過ぎだった。警報が鳴った直後に爆発音が響き、市民が急いで地下鉄駅構内などに逃げ込んだ。

(2023年05月30日 13時14分 更新)

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