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「麦秋」黄金に輝く児島湾干拓地 岡山、二条大麦の収穫本格化

収穫期を迎えた児島湾干拓地の二条大麦畑=岡山市南区藤田
収穫期を迎えた児島湾干拓地の二条大麦畑=岡山市南区藤田
 麦の穂が大粒の実を付け、黄金に輝く「麦秋」を迎えた。岡山市南部の児島湾干拓地では二条大麦の収穫が本格化している。

 二条大麦は主にビールや麦茶の原料となる。南区の藤田地区を中心に二条大麦やもち麦を約80ヘクタールで栽培する国定農産では作業のまっただ中。畑でこうべを垂れる高さ1メートルほどの金色の麦をコンバインで収穫している。

 国定俊彦社長(40)は「春に雨が多く、穂が倒れている場所もあるが、たくましく実った麦を丁寧に刈り取りたい」と話す。収穫は6月上旬まで続き、その後、同じ場所で田植えが始まる。

 岡山県の2022年の二条大麦収穫量は全国5位の7940トン。うち約7割を岡山市産が占めている。

(2023年05月29日 18時43分 更新)

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