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新車両Urara 7月運行開始 JR岡山支社、山陽線などに導入

7月22日から山陽線などで運行される「227系(Urara)」
7月22日から山陽線などで運行される「227系(Urara)」
 JR西日本岡山支社は29日、山陽線などに導入する新型車両「227系(愛称・Urara(うらら))」の運行を7月22日からスタートさせると発表した。銀色の車体に、岡山の桃や福山のバラをイメージしたシンボルカラーのピンクを取り入れたデザイン。2024年度末までに101両を現行車両と入れ替える。

 山陽線(岡山―三原)▽宇野みなと線(茶屋町―宇野)▽瀬戸大橋線(岡山―児島)▽伯備線(倉敷―総社)―の4路線から導入し、他路線にも順次広げる。岡山エリア(県内、広島県東部など)への新型車両導入は約20年ぶり。

 ステンレス製の車体は現行車両より軽量で、走行に必要な電力を3割ほど抑えられる。走行中、運転士がブレーキレバーにあるボタンを5秒以上離すと緊急停止する装置や、ドアに挟まった物を感知する装置を搭載。車椅子でも利用しやすいバリアフリートイレ、自動換気機能も備える。

 定例会見で藤原乗将支社長が「安全性や利便性が向上する。沿線地域の皆さんに親しみを持って利用してもらえれば」と話した。

(2023年05月29日 12時46分 更新)

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