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処理水の安全性評価、公開へ 韓国視察団が総括会合

 報道陣の取材に応じる韓国原子力安全委員会の劉国熙委員長=25日午後、東京都千代田区
 報道陣の取材に応じる韓国原子力安全委員会の劉国熙委員長=25日午後、東京都千代田区
 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、韓国の専門家らでつくる視察団は25日、2日間の現地視察を踏まえ、経済産業省や原子力規制委員会の担当者らと総括会合を開いた。団長を務める韓国原子力安全委員会の劉国熙委員長は終了後の取材に「停電時の対応などの資料を追加請求した。その確認などを進めた後、総合的な安全性の評価内容を公開する」との見通しを示した。

 視察団は原発や放射線の専門家ら21人で構成。23~24日に第1原発へ入り、汚染水に含まれる放射性物質の大半を除去する多核種除去設備(ALPS)や、除去後の処理水を放出する前に海水で薄める設備などを確認した。26日に帰国する。

(2023年05月25日 21時37分 更新)

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