備前市の吉村武司市長が2021年4月の市長選で違法な選挙運動をしたなどとして、同市の男性(78)らと代理人弁護士が25日、岡山市で記者会見し、公選法違反容疑などで刑事告発することを明らかにした。
男性らは、市長陣営が告示日ごろに有権者に送った選挙はがきの推薦者欄に伊原木隆太知事の名前を無断で記しており、同法違反(虚偽事項の公表)容疑に当たると指摘。政治団体の届け出をしていなかった20年10月までに団体として寄付を受け、届け出後も収支報告書に実際の収支を記載しなかったとして政治資金規正法違反容疑もあるとしている。
違法なはがきで選挙の自由が侵害されたとして市長に165万円の損害賠償を求め、17日に提訴したことも説明。代理人の水谷賢弁護士は「刑事、民事の両面で事実を明らかにしたい」と述べた。
吉村市長は「事実確認ができないのでコメントは差し控える」とした。
男性らは、市長陣営が告示日ごろに有権者に送った選挙はがきの推薦者欄に伊原木隆太知事の名前を無断で記しており、同法違反(虚偽事項の公表)容疑に当たると指摘。政治団体の届け出をしていなかった20年10月までに団体として寄付を受け、届け出後も収支報告書に実際の収支を記載しなかったとして政治資金規正法違反容疑もあるとしている。
違法なはがきで選挙の自由が侵害されたとして市長に165万円の損害賠償を求め、17日に提訴したことも説明。代理人の水谷賢弁護士は「刑事、民事の両面で事実を明らかにしたい」と述べた。
吉村市長は「事実確認ができないのでコメントは差し控える」とした。
(2023年05月25日 20時35分 更新)