岡山桃太郎空港（岡山市北区日応寺）の国際定期路線の主軸である台北線の毎日運航が２７日から再開される。新型コロナウイルス禍に伴う休止を経て、３月から週４往復で運航されており、インバウンド（訪日客）需要の回復も見込んだ完全復活となる。

　台北線は格安航空会社（ＬＣＣ）のタイガーエア台湾が運航。感染拡大により２０２０年３月から運休したが、今年３月２６日に週４往復で再開している。２７日は岡山県が毎日運航を祝し、搭乗客に記念品を配る。

　同空港の国際定期路線は台北線を含めて４路線が就航。ソウル、上海、香港の残る３路線は１０月２８日までの運休が決まっており、現時点で再開のめどは立っていないという。

　県航空企画推進課は「台北線はコロナ禍前の利用者数が国際線で最多だっただけに、毎日運航の復活は大きな一歩となる。他の３路線についても早期再開に注力したい」としている。