岡山県は２５日、県内の指定８４医療機関での定点把握に基づく直近１週間（１５～２１日）の新型コロナウイルスの感染者数（速報値）を公表した。感染者数の合計は１７６人で、１医療機関当たりでは２・１０人となり、前週（８～１４日、１・５０人）から０・６０人増えた。

　８日の新型コロナの５類移行に伴って集計方法を全数把握から定点把握に変更後、前週との比較が可能になったのは初めて。

　定点当たりの感染者数を７保健所別に見ると、備北が５・３３人で最も多く、前週（２・６７人）から倍増。次いで備中２・４２人、備前２・２０人の順だった。最も少なかったのは岡山市の１・４５人。

　感染者数の年代別は最多が１０代の３４人で、９歳以下の２８人が続き、両年代で全体の４割弱を占めた。岡山市内の中学校では５類以降後で初めてとなるコロナによる学級閉鎖措置が取られ、子どもたちの間で感染が拡大しつつある状況がうかがえる。

　集計結果は県ホームページに掲載している。

福山市は３.００人

　福山市は２５日、新型コロナウイルスの感染者が１５～２１日の１週間で、１医療機関当たり３・００人（前週２・８３人）発生したと発表した。市内１８医療機関からの報告。