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ビールにカカオ豆胚芽 どんな味? 岡山県内3醸造所 笠岡でお披露目

3醸造所がカカオ豆の胚芽を使って造ったクラフトビール
3醸造所がカカオ豆の胚芽を使って造ったクラフトビール
 岡山県内の三つの地ビール醸造所が、チョコレートの製造で不要になるカカオ豆の胚芽を副原料に使ったクラフトビールをそれぞれ開発。笠岡市内で21日にあった飲食イベントで売り出し、来場者が飲み比べを楽しんだ。

 3社は六島浜醸造所(笠岡市)、吉備土手下麦酒醸造所(岡山市)、Kawazu(カワズ) Brewing(ブルーイング)(同)。海外産カカオ豆からチョコレートを一貫製造するイシヤマユウエン(矢掛町)が、雑味の原因となる胚芽の有効利用を狙って商品化を依頼し、2月ごろから製造に着手。麦汁を煮沸する段階でホップと一緒に煮出し、特有の香りやこくを加えた。

 お披露目イベントでは、愛好家が香りや口当たりを確かめながら味わった。六島浜醸造所の井関竜平代表(39)は「香料を使わないなどこだわっている。個性の違いを楽しんでほしい」と話した。

 初回製造分は各約600本(330ミリリットル換算)で、1本700円から。ビールイベントやオンラインショップなどで販売する。

(2023年05月21日 19時17分 更新)

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