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植樹祭まで1年 岡山で「百花彩」 丸太切りや木工で緑や花に親しむ

真剣な表情で丸太にのこぎりを入れる参加者
真剣な表情で丸太にのこぎりを入れる参加者
 2024年春に岡山県内で開かれる「第74回全国植樹祭」の1年前記念イベント「百花彩(ひゃっかさい)」(全国植樹祭県実行委など主催)が20日、西大寺緑花公園・百花プラザ(岡山市東区西大寺南)で開かれた。丸太切りや木工、ブーケ作りなどの体験を通じて家族連れらが緑や花に親しんだ。

 木の枝を使ったストラップ作りやシイタケの植菌といった約10のブースを展開した。丸太切りのコーナーでは、県森林組合連合会のメンバーらの指導で直径10センチ前後の県産ヒノキをのこぎりで切断。さわやかな木の香りを漂わせながら、子どもたちが真剣な表情でのこぎりを引いていた。

 同市立西大寺南小1年の女児(6)は「堅くて切るのがすごく大変だった。切った後の断面はつるつるしていた」と話していた。

 興陽高が手がけた花絵アートの展示や花類の販売、森林再生活動に取り組む登山家・野口健さんの講演もあった。

 全国植樹祭は天皇・皇后両陛下が臨席される「四大行幸啓(ぎょうこうけい)」の一つで、県内では57年ぶり2回目の開催となる。

(2023年05月20日 19時09分 更新)

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