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岡山市にオキシダント注意報発令 県内今年初、平年より44日早く

光化学オキシダント注意報が発令された岡山市=17日午後0時22分、岡山市北区柳町の山陽新聞社から撮影
光化学オキシダント注意報が発令された岡山市=17日午後0時22分、岡山市北区柳町の山陽新聞社から撮影
 岡山県は17日、県内で今年初となる光化学オキシダント注意報を8市町村に発令した。注意報の発令は昨年より70日早く、平年より44日早い。

 発令されたのは岡山、備前、赤磐、美作市、和気、勝央、奈義町、西粟倉村。大気中の1時間当たりの濃度が正午、岡山市の江並測定局で0・129ppmとなり、注意報の発令基準(0・12ppm)を上回った。その後も各地で0・123~0・131ppmを観測。午後7時10分までに全て解除された。健康被害の報告などはない。

 光化学オキシダントは工場や自動車から排出される窒素酸化物などが紫外線に反応して発生し、目や喉の痛みを引き起こすことがある。県が発令する注意報のほか、濃度が0・10ppm以上で市町村が出す「情報」がある。

 県環境管理課は「県ホームページやメール配信サービスで情報を確認し、発令時は屋外での激しい運動を控えて」と呼びかけている。

(2023年05月17日 21時37分 更新)

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