ウェブ制作や衣料品販売などのクラビズ（倉敷市阿知）は、シルクを使った男性用下着を開発した。主に女性用インナーウエアを展開するブランド「くらしきぬ」の新商品で、男性向けは初めて。

　生地の約９割がシルク。縫い目がなく立体的に編み上げる特殊な機械で仕立てており、滑らかな肌触りで快適なはき心地が得られるように仕上げた。

　製造は国内のメーカーに委託。商品名は「メンズシルクボクサーパンツ」。カラーはネイビーと濃いグレーで、サイズはフリーサイズのみ。１枚１万３２００円。同社のオンラインショップや倉敷市美観地区内の直営店で扱っている。

　「くらしきぬ」は２０１２年にスタートし、シルクやウールを使った肌着や靴下など約１４０種類を展開。これまで男性向けは靴下だけだった。同社は「インナーウエアの素材にこだわる男性は増えつつある。女性用で培ったノウハウを生かした新商品で、新たなファンを獲得したい」としている。