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本紙企画「吉備を環る」追体験を 6月から真庭巡る日帰りツアー

本堂天井にカラフルな版画が並ぶ毎来寺
本堂天井にカラフルな版画が並ぶ毎来寺
 山陽新聞社の連載企画「吉備を環(めぐ)る~地域をみつめ 未来をひらく」を追体験する真庭市への日帰りバスツアーが6月にスタートする。担当記者が昨春取材した同市蒜山地域の戦争遺構や“版画寺”と呼ばれる毎来寺を訪問。今月12日から参加者の募集が始まる。

 蒜山地域には、旧日本軍の「蒜山原陸軍演習場」が終戦まで10年間存在した。ツアーでは蒜山郷土博物館で演習場の概要を聞いた後、軍隊が泊まった八束廠舎(しょうしゃ)、地下壕(ごう)などを地元ガイドが案内する。

 曹洞宗の毎来寺は、住職が手がける味わい深い版画が話題を呼び再興。天井やふすまに約300点の作品を飾っている。

 昼食は蒜山名物のジンギスカン。建築家隈研吾氏がデザインした観光施設・グリーナブルヒルゼンも訪れる。

 「吉備を環る」は2021年9月から約1年間掲載。ツアーを主催する山陽新聞旅行社(岡山市)の担当者は「あまり知られていなかった地域の歴史や魅力を体感してほしい」と話す。実施は6月10、22日、7月6、22日、8月3、26日。岡山または倉敷発着。1人1万6800円(6月は1万3800円=全国旅行支援適用時)。申し込みは同社(086―803―8220)。

(2023年05月12日 06時50分 更新)

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