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ハレノワPR ラッピング路面電車 東山線にお目見え、来年3月まで

出発式でテープカットする大森市長(右から3人目)ら関係者
出発式でテープカットする大森市長(右から3人目)ら関係者
ハレノワのグランドオープンをPRするラッピング路面電車
ハレノワのグランドオープンをPRするラッピング路面電車
 岡山芸術創造劇場ハレノワ(岡山市北区表町)のグランドオープン(9月1日)をPRするラッピング路面電車が27日、市内にお目見えした。来年3月10日まで東山線を運行し、新たな舞台芸術拠点の完成に向けて機運を盛り上げる。

 岡山電気軌道(同市中区徳吉町)の超低床車両「MOMO2」(2両編成)を利用。舞台で躍動する演者の足や観客の手をモチーフにしたハレノワのビジュアルデザインを、パステルカラーで全面にあしらった。ステージの幕やスポットライトのイラストで表現した「HARENOWA」の文字のほか、オープンの日付やキャッチコピー「ワレワレハ ハレノワダ」も添えた。

 岡山駅前―東山間(片道約3キロ)を走行し、金曜を除き1日12~14往復する。運行開始に合わせ、同社は27日、ハレノワ最寄りの電停「西大寺町」の名称を「西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前」に変更した。

 同社の車庫(同所)で出発式があり、関係者がテープカットで祝った。大森雅夫市長は「いかにもウキウキするデザイン。ハレノワへ行き、新しい文化を自ら創り出すという機運が生まれてほしい」と述べた。

 ハレノワは鉄骨地上7階地下2階、延べ床面積約1万9700平方メートルで、大中小の3劇場を備える。1~4階を吹き抜けにした大劇場は本格的なオペラを上演でき、古代ギリシャを舞台とした日本初上演のオペラ「メデア」がこけら落としを飾る。

(2023年04月27日 12時29分 更新)

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