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北前船フォーラム10月5、6日 岡山実行委設立 分科会は県内5市

開催概要などを決めた「北前船寄港地フォーラムinOKAYAMA」の実行委設立総会
開催概要などを決めた「北前船寄港地フォーラムinOKAYAMA」の実行委設立総会
 江戸、明治期に北海道と本州の交易を支えた北前船ゆかりの地が交流する「第33回北前船寄港地フォーラムinOKAYAMA」の実行委員会の設立総会が25日、岡山市内で開かれ、開催概要を決めた。10月5、6日に岡山市を主会場に講演やトークセッションを行い、地域の観光振興、活性化について考える。

 5日午後、岡山市内で前夜祭を開催。6日午前は岡山、倉敷、玉野、備前、瀬戸内の5市で「分科会」を行い、参加者が寄港地をはじめ、古墳や博物館などを訪れ、その歴史や特産品について学ぶ。同日午後、岡山市内に移動し、基調講演やトークセッションを行い、レセプションで幕を閉じる。具体的な内容は今後詰める。

 実行委は岡山県内の経済団体トップや5市長ら31人で構成し、事務局は岡山商工会議所に置く。

 設立総会には約60人が出席。実行委会長に就いた松田久・岡山商工会議所会頭は「来場者には瀬戸内海の美しい景色だけでなく、地域の文化や食にも触れてもらいたい」と述べた。

 同フォーラムは、北前船の寄港地間の交流や広域観光の促進などを狙いに2007年にスタート。全国各地で開かれており、県内が主会場となるのは17年7月以来2回目。

(2023年04月25日 20時12分 更新)

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