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スヌーズレン室 5月にも一般開放 総社の多機能型事業所が設置

大西さんが初めてプロデュースしたLaLaのスヌーズレンルーム
大西さんが初めてプロデュースしたLaLaのスヌーズレンルーム
 重症心身障害児や医療的ケア児を日中に預かる「多機能型事業所LaLa」(総社市門田)は、音や光でリラックスを促す空間「スヌーズレンルーム」を施設内に設けた。普及を目指す建築士の大西直美さん(43)=岡山市=が初めてプロデュース。5月にも一般に無料開放する。

 事業所の1室(約5平方メートル)を改装。映写機で細かな光を動かしたり、触り心地の良いおもちゃを置いたりして、利用者の五感を刺激する。

 事業所は、開所した昨年9月に簡易のスヌーズレンルームを用意。効果を高めようと大西さんに協力を求め、音や光を取り入れて4月中旬に完成させた。大西さんは「子どもがつい遊びたくなるような空間を心がけた。スヌーズレンを身近に感じる施設になれば」と話す。

 一般開放は5月中をめどに始める。利用には事前連絡が必要。問い合わせは事業所(kaikai.okayama@gmail.com)。

 山陽新聞社は地域の課題解決や魅力創出を図る「吉備の環(わ)アクション」として、大西さんの取り組みを紙面掲載で後押ししている。

(2023年04月26日 08時24分 更新)

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