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児童ら息合わせカッターこぎ 渋川の海事研修 4年ぶり宿泊再開

力を合わせてカッターをこぐ大高小の5年生ら
力を合わせてカッターをこぐ大高小の5年生ら
仲間の動きを見ながらカッターをこぐ大高小の5年生ら
仲間の動きを見ながらカッターをこぐ大高小の5年生ら
 岡山県渋川青年の家(玉野市渋川)で本年度の海事研修が始まっている。2020年度以降、新型コロナウイルス感染拡大による中止や日帰りの体験学習のみだったが、行動制限緩和を受け4年ぶりに宿泊研修が再開された。

 24日は倉敷市立大高小の5年生200人と、笠岡市立中央小の5年生113人が入所。初日は計313人が5艇のカッター(長さ9メートル、重さ1・5トン)に分乗し、渋川海岸から沖に繰り出した。マスクの着用は自由としながら飛沫(ひまつ)を防ぐためかけ声は出さず、仲間の動きを見ながらオールの動きを合わせ、約3キロをこぎきった。

 船に乗るのは初めてという大高小の女子(10)は「かけ声なしで動きを合わせるのは難しかったけど、みんなのタイミングが合うとスピードが出て楽しかった」と笑顔だった。

 両校児童は青年の家に1泊し、25日は地引き網漁を体験する。

 本年度の海事研修は19日に始まり、11月2日までに県内外の小中学校314校から約1万7500人が訪れる予定。

(2023年04月24日 17時35分 更新)

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