ファジアーノ岡山が拠点とする政田サッカー場に併設する政田クラブハウスの選手ゾーンが今季、リニューアルしました。「だいぶ変わりましたよ」「本当に良くなりました」。そんな声を選手から耳にして、ついに初潜入。ロッカールームや新設したスパイクルームなど内部を写真で紹介します!(亀井良平)
案内してもらったのはファジアーノの渡邊健司運営部長。今回の選手ゾーンのリニューアルは「J1を狙う中で施設もJ1基準にし、練習や生活の質を上げていく」という考えから実施し、クラブ負担で改修に踏み切ったとのことです。
クラブハウス内のフロントスタッフゾーンから選手ゾーンに足を踏み入れると、廊下の天井は塗り替えたファジレッドカラーが印象的! 天井から降り注ぐのはダウンライトの光。「各部屋の扉を照らすようにしたのが一つのこだわり。選手の気持ちが高まるような空間にしようと室内は『明と暗』をつくっています」と渡邊部長。
この写真はフロントスタッフ側の廊下で、以前は選手の廊下もこのような天井、照明だったようです。
各部屋の扉の横には赤色のカッティングシートで部屋の名前が記されています。これがなんともおしゃれ。スタイリッシュな空間を演出しています。トレーニングルームの内部は器具がずらり。この部屋の中は変わっていないそうですよ。
ここは医務室、選手が体のケアをしたり、治療をしたりする部屋です。練習後は多くの選手がトレーナーのケアを受けるとのことです。
いよいよ、選手が普段利用しているロッカールームに潜入します!!
いやー、これはすごい! ロッカーの枠はファジレッドカラーに塗られ、天井は廊下と同じ赤色。入ってすぐ右側の冷蔵庫は透明! バーのようですね。おしゃれ感が出ています。
各ロッカーの上には、こちらもファジレッドをした金庫が置かれています。表面はマグネットで背番号が形づくられ、これはかわいいですね。
「選手からの強い要望で各ロッカーにコンセントの差し込み口を付けたのもポイントです」と渡邊さん。それぞれのロッカーの左下にはスマートフォンを充電できる差し込み口が取り付けられています。いい感じ、いい感じ、これは過ごしやすそうです。以前はロッカーにわずかしかない差し込み口を選手たちが奪い合っていたそうです。
さらに各座席は紺色(青気味)のシートに張り替えられ、座り心地もとても良さそうです。
ロッカールームと直結しているのがお風呂。それにしても大きな浴槽ですね!ここで選手が体を癒やし、疲れを取っているんですねー。
そしてお次は新たにつくられた「スパイクルーム」にお邪魔します!
赤、青、黄・・・。色とりどりのスパイクが壁に掛けられ、まるでスパイクの展示会のようです! 各選手の背番号の下に4足のスパイクをつるせるようになっています。どれも大きく、プロアスリートの迫力を感じます。
この部屋のポイントも天井のダウンライト。ライトは選手のスパイクに光が当たるように設計され、スパイクが非常にきれいに見えます。「ここは設計事務所の担当者さんがこだわっていた部分です」と渡邊さんは言います。
スパイクの下にはトレーニングシューズを入れるコーナーもあり、さらにその下に敷かれるのは黒と白色のファジアーノマット。このマットはこの部屋のために特注でつくられ、部屋を引き締めています。「グッズとして販売してください!」とお伝えしておきました。
イレブンは今季からはスパイクルームの奥に見えるドアから練習に出ていっているそう。このかっこ良いスパイクルームで戦闘モードに切り替えているんでしょうね!
クラブハウス西側の入り口付近も改修されました。入り口右側にはアクリル製のエンブレムを設置し、抜群の存在感を発揮しています。これもかなりかっこいいです!
さらに靴箱も清潔感ある白色のものに変えたということ!
こちらが案内してくれた渡邊健司運営部長。ホームゲームの際にスタジアムで見かけた方も多いはず! 笑顔がステキですね。丁寧な説明ありがとうございました!
クラブハウスは選手たちが長時間滞在し、試合に向けた準備を整える場所。「職場環境」の向上がピッチでの結果につながることを期待しています!