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共生社会実現へ 岡山でフットサル 日本人と外国人の混成で和やかに

和気あいあいとプレーする参加者
和気あいあいとプレーする参加者
 岡山県内の企業や団体で働く外国人と日本人の混成チームによる職場対抗フットサル大会が16日、岡山市北区北長瀬表町の岡山ドームで開かれた。参加者は言葉の壁を越えて和やかにゲームを楽しみ、理解を深め合った。

 外国人との共生社会実現を目指し、公益財団法人・橋本財団(同市)が昨年12月に続いて開いた。

 製造業や介護業、技能実習生を仲介する監理団体などから12チームが参加。メンバー約120人のうち、ベトナム、インドネシア、中国など外国人が4割を占めた。

 1試合7分間で、2グループのリーグ戦を行った。参加者は声をかけ合いながらパスをつなぎ、応援に駆け付けた企業の役員らも声援や拍手を送った。

 約30人の技能実習生を受け入れている自動車部品メーカー・新興工業(総社市富原)の津国幹雄取締役は「地方の中小企業の人材不足が深刻な中、外国人は貴重な戦力。彼らに岡山を好きになってもらうため、今後も地域のイベントに積極的に参加していきたい」と話した。

(2023年04月16日 20時32分 更新)

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