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岡山・宗忠神社 みやびに御神幸 後楽園まで300人練り歩く

後楽園近くの鶴見橋を練り歩く御神幸
後楽園近くの鶴見橋を練り歩く御神幸
 黒住教の宗忠神社(岡山市北区上中野)の恒例行事・御神幸(ごしんこう)が2日、同市中心部であった。みやびな装束をまとった一団が、神社から後楽園までの往復約12キロを練り歩いた。

 一行は、ご神体をのせたみこし「御鳳輦(ごほうれん)」を中心とする約300人。吉備楽を笛や太鼓で優美に奏でながら表町商店街やJR岡山駅前を巡行し、買い物客やカメラマンらが見守った。

 後楽園近くで見ていた主婦(57)=同区=は「華やかな衣装に目を奪われた。周りの桜もちょうど見頃で、得した気分」と話していた。

 同園では黒住宗道教主が、ロシアによるウクライナ侵攻の終結と新型コロナウイルスの終息を願う祝詞を奏上した。

 御神幸は、1885(明治18)年に神社が現在地に建立されたのを記念し、翌年に信者らが御鳳輦を引いて今村宮(同今)まで歩いたのが始まり。

(2023年04月02日 19時41分 更新)

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