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ロシアの作戦「失敗は明白」 英国防省分析、統括司令官任命後

 会議に出席するロシア軍のゲラシモフ参謀総長=3月5日(タス=共同)
 会議に出席するロシア軍のゲラシモフ参謀総長=3月5日(タス=共同)
 【キーウ共同】英国防省は1日、ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア軍制服組トップのゲラシモフ参謀総長が1月に軍事作戦の統括司令官に任命された後、東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)の完全制圧を目指した作戦は「失敗したことが明白になった」との分析を発表した。

 ゲラシモフ氏の統括司令官任命は異例の人事で、ロシア軍が大規模攻勢に出るとの見方が強まっていた。英国防省は、ロシアがドンバス地域の戦線で数万人の死傷者を出しながら、制圧した地域はわずかだと指摘。昨年9月の部分動員令で多数の予備役を投入し、人員を増強したが「ほぼ無駄に終わった」とした。

(2023年04月02日 08時45分 更新)

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