山陽新聞デジタル|さんデジ

スーパーやくも色のプリンいかが 総社駅前の喫茶店が提供

総社駅前の喫茶心温が販売するスーパーやくもをイメージしたプリン
総社駅前の喫茶心温が販売するスーパーやくもをイメージしたプリン
スーパーやくも塗装の電車
スーパーやくも塗装の電車
 JR総社駅前の「喫茶 心温(このん)」(総社市駅前)は、2月に伯備線の特急やくもで走り始めた紫色が基調の「スーパーやくも」車両をイメージした紫芋プリンを商品化した。撮影のため多くの鉄道ファンが沿線を訪れている人気に着目。容器のデザインにもヘッドマークを取り入れるこだわりで「やくも色」に染まれる一品になっている。

 特急やくもは1972年の山陽新幹線岡山開業に合わせて運行を始めた。スーパーやくもは94~2006年に停車駅が少ない「速達列車」として走り、濃淡ある紫色などで塗り分けられていたのが特徴という。

 紫色の車両導入は、やくも50周年を記念しJR西日本が過去に運行していた車両の塗装を再現するリバイバル企画の一環。クリーム色と赤色の「国鉄色」に続く第2弾となり、岡山―出雲市間で1日2往復運行している。

 車両は総社駅にも停車することから、店主で総社市観光協会の佐野誠会長(66)が「鉄道ファンに喜ばれ、地域の盛り上げにもつながるメニューを」と企画した。手作りのプリンは色が映える瓶入りで、ふたに貼るシールにはスーパーやくものヘッドマークをあしらった。紫芋の甘みを生かした濃厚な味わいで、上部にホイップクリームをのせた。1個350円。店内提供のほか、テイクアウトもできる。

 心温では、やくもスイーツの第2弾、第3弾も考案中。佐野会長は「鉄道ファンが撮影の合間に癒やされる商品になれば。乗客にも総社を訪れてもらい、プリンと市内観光を楽しんでほしい」と話している。

(2023年04月01日 16時14分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ