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防衛省、OB対応を厳格化 1佐の特定秘密漏えいで防止策

 防衛省
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 防衛省は31日、海上自衛隊の1等海佐=懲戒免職=が「特定秘密」をOBの元海将に漏らした問題を踏まえ、自衛官や事務官ら現役職員によるOBへの対応を厳格化した再発防止策をまとめ、省内に通達した。防衛政策や安全保障情勢の説明を依頼された場合の対応部署を一元化。機微な情報に接する部署の職員が説明担当者になることを禁止する。退職の際、現役に秘密情報を求めないとの誓約書を書くことも省全体のルールとした。

 再発防止策の取りまとめでは、元1佐がかつての上司だった元海将に「強い畏怖の念」を持ち、漏えいの動機となったことや、元1佐が情報専門部隊に所属していたことを重視したとしている。

(2023年03月31日 18時14分 更新)

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