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エックス線デジタル検診車を導入 福山市医師会、受診率の向上期待

福山市医師会が導入したエックス線デジタル検診車
福山市医師会が導入したエックス線デジタル検診車
 福山市医師会(同市三吉町南)は、胃がんなどの早期発見につなげるため、新型のエックス線デジタル検診車を導入した。4月から稼働させ、受診率アップを目指す。

 トラックタイプで従来型よりやや小ぶり。胸や胃のエックス線フルデジタル撮影装置を導入し、より鮮明な画像で、リアルタイムに確認できる。胃の検診時に、受診者の体の軸を調整する台を使い、検査時間の短縮が見込める。

 出入り口の階段を外付けにし、内部の待合スペースにゆとりをもたせた。購入総額は8030万円で、3100万円は公益財団法人JKAの補助で賄う。

 医師会ではこれまで7台の検診車が稼働。新型コロナウイルス禍で受診率が低下していたといい、健診業務課は「地域に出向いて検診率を高め、がんの早期発見に努めたい」としている。

(2023年03月31日 19時28分 更新)

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