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中国、海南島を独立経済に TPP加盟へ実績づくり

 中国海南省海口の空港内にある免税店=31日(共同)
 中国海南省海口の空港内にある免税店=31日(共同)
 【博鰲共同】中国南部・海南省(海南島)の当局者は、島全体を2025年末までに中国大陸から経済面で切り離す計画を明らかにした。3月31日まで開かれた国際経済討論会「博鰲アジアフォーラム」で述べた。海南島を経済特区である「自由貿易港」とする国の戦略に沿い、特に関税面で独立した状態にし、関税撤廃を目指す。

 中国は環太平洋連携協定(TPP)加盟に向けた実績づくりのため、踏み込んだ対外開放を試行する。

 海南省共産党委員会の幹部が29日に記者会見して話した。外資系企業の市場参入も大幅に受け入れる。中国大陸では厳しく制限している外国との間の資金移動も徐々に自由化する。

(2023年03月31日 17時56分 更新)

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