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訪日客、地方分散目指す 観光立国計画、6年ぶり改定

 前回の観光計画との目標比較
 前回の観光計画との目標比較
 政府は31日、第4次観光立国推進基本計画(2023~25年度)を閣議決定した。改定は6年ぶり。19年に最多を記録した訪日客数(3188万人)を25年に更新させる目標を明記、大都市に偏っている集客の地方分散化を柱に据えた。交通渋滞や環境悪化といった「観光公害」を念頭に、客数だけに依存することなく、混雑防止や地域住民との融和など質的な向上との両立を目指す。

 閣議に先立ち開かれた関係閣僚会議で、岸田文雄首相は訪日客数拡大に向けたアクションプランの策定を指示した。計画の具体化に向けた内容とし、6月の経済財政運営の指針「骨太方針」の取りまとめに合わせる。

(2023年03月31日 10時19分 更新)

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