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成羽愛宕大花火 6年ぶり復活へ 高梁の実行委、11月11日に

2017年7月の成羽愛宕大花火で成羽川を幻想的に彩った仕掛け花火「大銀滝」
2017年7月の成羽愛宕大花火で成羽川を幻想的に彩った仕掛け花火「大銀滝」
 高梁市成羽町地区で江戸時代から300年以上続く「成羽愛宕(あたご)大花火」の実行委員会(備北商工会などで構成)は30日、大会を11月11日に開くと発表した。例年は夏だが、雨の心配が少ない秋にずらす。2017年を最後に開催できておらず、6年ぶりとなる。

 成羽川河川敷で、名物の仕掛け花火「大銀滝」や2千発以上の打ち上げ花火を繰り広げる。伊藤記念ホール(同市成羽町下原)では、地元発祥の国重要無形民俗文化財・備中神楽を上演する。

 花火は成羽藩時代の1704年に始まったとされる。2018年は西日本豪雨、19年は大雨、20~22年は新型コロナウイルス感染拡大で取りやめた。

 東健次・大会会長は「伝統を途切れさせるわけにはいかない。秋の澄んだ空で一層きれいに見えるはず」と話した。

(2023年03月30日 16時58分 更新)

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