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トランプ氏疑惑でNY警戒強化 「早ければ22日起訴の可能性」

 21日、米ニューヨークのトランプタワー前で、バリケードを設置する警察官(ロイター=共同)
 21日、米ニューヨークのトランプタワー前で、バリケードを設置する警察官(ロイター=共同)
 支援者を前に演説するトランプ前米大統領=13日、米アイオワ州(ロイター=共同)
 支援者を前に演説するトランプ前米大統領=13日、米アイオワ州(ロイター=共同)
 トランプ前米大統領が不倫相手に口止め料を支払い、もみ消しを図ったとされる疑惑で、ニューヨーク・タイムズ紙は21日、早ければ22日にトランプ氏が起訴される可能性があると伝えた。トランプ氏は自身が21日に逮捕されると主張し、支持者に抗議行動を呼びかけている。同日を迎え、疑惑の捜査が進むニューヨークでは市警が警戒を強化した。

 同紙によると、21日は審理する大陪審の動きはなく、22日に少なくとも1人を呼び出して証言を求める見通し。大陪審が検察から罪状の説明を受け、起訴の是非を判断する流れとなる。

 トランプ氏が出頭を命じられて従わない場合、逮捕状が出される。ニューヨーク市警は、全警察官に制服を着用して警戒するよう指示。ニューヨーク・マンハッタンの裁判所では爆破予告があり、市警が建物を捜索する騒ぎとなった。

 ニューヨーク州検察はトランプ氏側が2016年大統領選の直前、不倫関係にあったポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんに口止め料を支払った疑惑について大詰めの捜査をしている。

(2023年03月22日 08時11分 更新)

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