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HC岡山ユース 初の8強に挑む 26日から春の全国中学ハンド

春の全国中学生ハンドボール選手権に向け、練習に励むHC岡山ユース男子のメンバーら=きびじアリーナ
春の全国中学生ハンドボール選手権に向け、練習に励むHC岡山ユース男子のメンバーら=きびじアリーナ
 春の全国中学生ハンドボール選手権は26日、富山県で開幕し、男子の岡山県代表として総社市を拠点に活動するクラブチームのHC岡山ユースが出場する。通常は1チーム7人がコートに立つ競技で、メンバーが試合成立に必要な5人ぎりぎりしかいない数的不利をはね返して県予選(1月)で見事優勝。文字通り、少数精鋭のチームは2年ぶりの大舞台で初の8強を目標に掲げる。

 選手は倉敷市内の4中学校の1、2年生で、1対1に強くシュート精度の高い中藤壮と、速攻が得意なサウスポーの弟・諒が攻撃の要だ。前年の県代表・多津美中との県予選決勝は計33得点のうち中藤兄弟が実に30点をたたき出した。守備はGK小野や江口、尾崎らが体を張って粘り強く相手に対応する。

 人数不足をカバーするのは豊富な運動量。冬場は徹底的に走り込み、スタミナを強化してきた。「努力家ばかりでハンドに対する熱意はすごい」と内藤監督はメンバーを評す。

 大会は中学校、クラブチームの垣根を越え各都道府県予選を勝ち抜くなどした48チームがトーナメントで争い、HC岡山ユースは1回戦で富岡南中(群馬)と対戦する。初陣の2年前は3回戦で惜敗し、8強にあと一歩届かなかった。主将の中藤壮は「5人全員の力を合わせてベスト8以上を目指す」と意気込む。

 女子は多津美中が県代表として初出場する。

HC岡山ユースのメンバー

▽監 督
内藤 雄貴(桝口工事)

▽コーチ
加陽 生子(連島中教)

▽選 手
中藤 壮優(新 田(2))
江口 大蔵(福田南(2))
小野  翔(玉島東(2))
中藤  諒(新 田(1))
尾崎 佑哉(倉敷一(1))
※かっこ数字は学年

(2023年03月22日 11時33分 更新)

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