英警察で差別まん延と報告 独立調査、改革要請
【ロンドン共同】ロンドン警視庁で人種や女性、同性愛者への差別がまん延していたことが独立調査による報告書で明らかになった。英メディアが21日報じた。報告書は「市民の信頼を失墜させた」として、迅速かつ抜本的に腐敗体質を改革できなければ組織の解体も検討するべきだと厳しく非難した。
独立調査は2021年にロンドンで起きた現職警察官による女性誘拐・強姦・殺害事件を受けて実施された。360ページに及ぶ報告書は、同事件への不適切な対応など体系的で根本的な問題があり「警察として信頼できない」と糾弾。組織内では女性警察官に対するセクハラや、同性愛者らへの「いじめ文化」もあったとも指摘した。
独立調査は2021年にロンドンで起きた現職警察官による女性誘拐・強姦・殺害事件を受けて実施された。360ページに及ぶ報告書は、同事件への不適切な対応など体系的で根本的な問題があり「警察として信頼できない」と糾弾。組織内では女性警察官に対するセクハラや、同性愛者らへの「いじめ文化」もあったとも指摘した。
(2023年03月21日 15時31分 更新)