日印首脳「法の支配堅持」 対中ロ念頭、G7広島招待
【ニューデリー共同】岸田文雄首相とインドのモディ首相は20日、ニューデリーで会談した。岸田氏は会談後の共同記者発表で「法の支配に基づく国際秩序の堅持を確認した」と明らかにした。中国の覇権主義的行動やロシアのウクライナ侵攻への対応を念頭に置く。5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の拡大会合に、20カ国・地域首脳会議(G20サミット)議長のモディ氏を招待した。G7とG20で国際秩序維持の重要性を明確にしていくことでも一致した。
岸田氏は会談後の講演でインド太平洋地域の途上国などのインフラ整備支援に、2030年までに官民で750億ドル(約9兆8千億円)以上を投入すると表明した。
インドは伝統的にロシアと友好関係にあり、中国とは国境紛争を抱えつつも新興5カ国(BRICS)などの枠組みのメンバー国同士。日印両首脳は国際法順守の原則は共有したが、共同記者発表で中ロを名指しはしなかった。
岸田氏は会談後の講演でインド太平洋地域の途上国などのインフラ整備支援に、2030年までに官民で750億ドル(約9兆8千億円)以上を投入すると表明した。
インドは伝統的にロシアと友好関係にあり、中国とは国境紛争を抱えつつも新興5カ国(BRICS)などの枠組みのメンバー国同士。日印両首脳は国際法順守の原則は共有したが、共同記者発表で中ロを名指しはしなかった。
(2023年03月20日 22時51分 更新)