倉敷市玉島中央町の羽黒神社で、月替わりの御朱印が人気を集めている。神社の拝殿の屋根に飾られている「烏天狗(からすてんぐ)」など神社や季節にちなんだ絵柄を、繊細な版画で色とりどりに表現している。
大学の教育学部で美術を学んだ神職の福田祐子さん(53)がデザインから制作まですべて手がける。彫刻刀やカッターナイフで削ったゴム板に絵の具を載せ、複数の色を刷り重ねる。これまでに鶴に乗った仙人、三つどもえの社紋などをモチーフに描いた。所蔵する県指定重要文化財の奉納刀を実物大で再現したものもある。
新鮮味がある取り組みのきっかけは、令和改元記念の御朱印を作ったこと。「来月も何か違うものが出ますか」と参拝者から尋ねられたのを機に、2019年12月にスタートした。口コミで広がりテレビなどでも紹介され、広島、香川、愛媛といった県外から毎月訪れる人もいるという。
福田さんが一つ一つ作っているため、現在は2週間待ち。公式ホームページ、ブログ、写真共有アプリ・インスタグラムで完成を確認し、受け取りに訪れる。郵送も可能。
福田さんは「手に取れば和めるような御朱印を作っていきたい。参拝を機に玉島を巡ってもらえたらうれしい」と話す。
初穂料千円。問い合わせは羽黒神社(086―522―2695)。
大学の教育学部で美術を学んだ神職の福田祐子さん(53)がデザインから制作まですべて手がける。彫刻刀やカッターナイフで削ったゴム板に絵の具を載せ、複数の色を刷り重ねる。これまでに鶴に乗った仙人、三つどもえの社紋などをモチーフに描いた。所蔵する県指定重要文化財の奉納刀を実物大で再現したものもある。
新鮮味がある取り組みのきっかけは、令和改元記念の御朱印を作ったこと。「来月も何か違うものが出ますか」と参拝者から尋ねられたのを機に、2019年12月にスタートした。口コミで広がりテレビなどでも紹介され、広島、香川、愛媛といった県外から毎月訪れる人もいるという。
福田さんが一つ一つ作っているため、現在は2週間待ち。公式ホームページ、ブログ、写真共有アプリ・インスタグラムで完成を確認し、受け取りに訪れる。郵送も可能。
福田さんは「手に取れば和めるような御朱印を作っていきたい。参拝を機に玉島を巡ってもらえたらうれしい」と話す。
初穂料千円。問い合わせは羽黒神社(086―522―2695)。
(2023年03月10日 10時39分 更新)