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広域強盗、残る2人逮捕 東京・狛江強殺は重要参考人浮上

 各地で相次いだ広域強盗事件で「ルフィ」などと名乗り犯行を指示した疑いがある4人のうち、警視庁は9日、特殊詐欺事件に絡む窃盗容疑で、フィリピンから強制送還された渡辺優樹(38)、小島智信(45)両容疑者=いずれも住所不定、職業不詳=を逮捕した。一連の事件のうち、東京都狛江市の強盗殺人事件で、男数人が重要参考人として浮上していることも捜査関係者への取材で判明。警視庁は関与の裏付けを進める。

 2人を乗せた航空機は9日未明、羽田空港に到着。逮捕状は機内で執行された。警視庁は7日に逮捕された今村磨人(38)、藤田聖也(38)両容疑者を含めた4人を取り調べ、特殊詐欺事件に加え、社会を震撼させた広域強盗事件の全容解明を目指す。

 狛江市の事件は1月19日に発生。重要参考人とされる男らは、いずれも実行役とみられ、一部は他の事件で逮捕されている。殺害された大塩衣与さん(90)宅は広範囲に物色されており、高級腕時計や指輪が奪われた疑いがある。残されていた足跡から少なくとも4人が関わったとみられる。

(2023年03月01日 20時42分 更新)

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