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政府、中国気球と関連調査 国内で目撃、武器使用に壁

 撃墜され、落下する中国の偵察用とみられる気球=4日、米サウスカロライナ州沖(Chad Fish提供、AP=共同)
 撃墜され、落下する中国の偵察用とみられる気球=4日、米サウスカロライナ州沖(Chad Fish提供、AP=共同)
 政府は6日、米国本土に飛来した中国の偵察気球が2020年6月と21年9月に東北地方で目撃された飛行物体と酷似しているとして関連性の調査を本格化させた。気球の飛来が領空侵犯に当たると判断すれば、自衛隊法に基づき自衛隊機が緊急発進(スクランブル)して対処する方針だが、撃墜するには武器使用の規定がハードルとなる。

 磯崎仁彦官房副長官は6日の記者会見で国内での目撃情報に関し「米国における事案との関連性も含め分析を進めている」と説明。「気球の飛行を含め日本周辺の情勢について米国と情報共有している」と説明した。

(2023年02月06日 18時32分 更新)

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