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日米激戦地、米中争いの最前線へ ガダルカナル撤退から80年

 ソロモン諸島のガダルカナル島で、米軍の捕虜となった日本軍兵士=1942年11月(ACME)
 ソロモン諸島のガダルカナル島で、米軍の捕虜となった日本軍兵士=1942年11月(ACME)
 ソロモン諸島ホニアラで行われた、ガダルカナル島の戦いの米国主催の慰霊式=2022年8月(共同)
 ソロモン諸島ホニアラで行われた、ガダルカナル島の戦いの米国主催の慰霊式=2022年8月(共同)
 【シドニー共同】日米が激戦を繰り広げた南太平洋ソロモン諸島のガダルカナル島から旧日本軍が撤退を完了して7日で80年。約半年に及んだ戦闘のほか、病気や飢餓で両国の兵士ら少なくとも2万数千人が命を落とした。現在のソロモンは米国と中国の勢力圏争いの最前線で、今も太平洋の戦略的要衝であり続けている。

 ソロモンは1978年に英国から独立。軍隊は保持せず、安全保障をオーストラリアなどに頼ってきた。2019年に就任したソガバレ首相は台湾と断交し、中国と国交を樹立。昨年4月に中国と安保協定を結んだ。

 日米豪は中国の軍事拠点化につながりかねないと懸念を強めている。

(2023年02月06日 16時16分 更新)

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