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囲碁、仲邑三段が最年少タイトル 女流棋聖戦、13歳中学生で初

 囲碁の仲邑菫三段
 囲碁の仲邑菫三段
 囲碁の第26期ドコモ杯女流棋聖戦第3局で上野愛咲美女流棋聖(右)を破った仲邑菫三段=6日午後、東京都千代田区の日本棋院
 囲碁の第26期ドコモ杯女流棋聖戦第3局で上野愛咲美女流棋聖(右)を破った仲邑菫三段=6日午後、東京都千代田区の日本棋院
 囲碁の仲邑菫三段(13)は6日、東京都千代田区の日本棋院で打たれた第26期ドコモ杯女流棋聖戦3番勝負の第3局で上野愛咲美女流棋聖(21)を破り、対戦成績2勝1敗とし、最年少の13歳11カ月、中学生で初めてタイトルを獲得した。

 これまでの記録は2014年、藤沢里菜女流本因坊(24)が女性棋戦の会津中央病院杯を制した15歳9カ月。男女混合棋戦での最も若いタイトル獲得は05年、井山裕太三冠(33)の阿含・桐山杯で16歳4カ月。

 仲邑新女流棋聖は「タイトルを取るのはすごい大きなことだと思う。実際に達成でき、自信になりました」と話した。

 対局は1手30秒未満の早碁で行われ、序盤から激しい戦いに。形勢が二転三転する熱戦となったが、最後は仲邑新女流棋聖が抜け出し、250手で白番中押し勝ちを収めた。

 仲邑新女流棋聖は大阪府出身の中学2年生。父はプロ棋士の信也九段(49)。3歳で囲碁を始め、日本棋院が設けた「英才特別採用」の第1号棋士として19年、当時最年少の10歳0カ月でプロ入りした。

(2023年02月06日 17時49分 更新)

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