【ワシントン、北京共同】米国務省高官は3日、中国の偵察気球が米本土上空に飛来した問題を受け、ブリンケン国務長官が来週にも予定していた中国訪問を延期し、中国側に伝達したと明らかにした。中国外務省は当初、事実関係を確認中としていたが米側の反発を受け、自国の民生の気象研究用飛行船だと認め「不可抗力により米国に迷い込んだことを遺憾に思う」と表明した。幕引きを図ったとみられるが、米中が関係再構築を模索する中、新たな火種となった。
米国務省高官は「明白な主権侵害と国際法違反であり、受け入れられない」と非難した。
米国務省高官は「明白な主権侵害と国際法違反であり、受け入れられない」と非難した。
(2023年02月04日 01時34分 更新)