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店名公表訴訟、原告が控訴 コロナ感染者立ち寄り先

 新型コロナウイルス感染者が立ち寄ったとして徳島県がラーメン店の店舗名を公表した措置の妥当性が争われた訴訟で、原告となった同県藍住町のラーメン店「王王軒本店」の経営会社側は3日、公表を適法と判断、原告の請求を棄却した徳島地裁判決を不服として控訴した。高松高裁で審理される。

 原告側は違法な公表で名誉を傷つけられたとして県に計1100万円の損害賠償を請求。1月25日の判決は、感染者が店に立ち寄った際に居合わせた他の不特定の客に感染が拡大する危険性が疑われ、店名を公表する必要性は高く、緊急性もあり適法と判断した。

(2023年02月03日 11時16分 更新)

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