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洋上風力発電設備、EEZに拡大 政府検討、法整備へ

 2022年12月に商業運転を開始した能代港の風車。着床式で設置された=秋田県能代市
 2022年12月に商業運転を開始した能代港の風車。着床式で設置された=秋田県能代市
 排他的経済水域(EEZ)での洋上風力設置のイメージ
 排他的経済水域(EEZ)での洋上風力設置のイメージ
 政府が再生エネルギーの活用を図るため、洋上風力発電設備を排他的経済水域(EEZ)にも設置できるよう法整備を進めることが29日、分かった。領土、領海内にとどまっている風力発電を拡大。2050年の脱炭素社会の実現を目指すと同時に、エネルギー危機を受け、自国で生産できる電源の選択肢を増やす狙いがある。関係者が明らかにした。

 世界有数の広大な海域を背景に、洋上風力発電を充実させる。ロシアのウクライナ侵攻の影響による電力価格高騰などで、エネルギー確保は大きな課題だ。

 早急な法整備を目指すが、実際の稼働には10年以上かかるとの見方もある。

(2023年01月29日 21時23分 更新)

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