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政府、3月に初の図上訓練 台湾有事備え沖縄で避難検証

 日本最西端の離島・与那国島の集落。右奥には自衛隊のレーダー施設が見える=昨年11月、沖縄県与那国町
 日本最西端の離島・与那国島の集落。右奥には自衛隊のレーダー施設が見える=昨年11月、沖縄県与那国町
 政府が中国の侵攻による台湾有事などを念頭に、沖縄県の離島住民の避難方法を検証する初の図上訓練を3月に実施することが分かった。政府関係者が29日、明らかにした。内閣官房や国土交通省、消防庁に加え、沖縄県と石垣市、宮古島市、与那国町、竹富町、多良間村の5市町村が参加。民間航空機や船舶を活用し、迅速に住民を避難させることができるかどうかを確認する。

 図上訓練は国民保護法に基づき行う。他国による武力攻撃の可能性がある「武力攻撃予測事態」を政府が認定し、避難を進めることを想定する。

 与那国島は台湾からの距離が約110キロと近く「リスクが高い」とされている。

(2023年01月29日 19時05分 更新)

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